MADのブログなのにサッカー話

MAD作家なのに、今日は浦和レッズのお話です。
浦和レッズ2009年前半戦の総括。


去年、後半戦で大失速して 7位でフィニッシュした浦和レッズ
2009年に向けて、監督交代 ・ スタイルの変更 ・ 新社長就任(この間) など色々ありました。


■新選手の獲得は無し。
原口元気山田直輝高橋峻希永田拓也濱田水輝
浦和レッズユースから、この 5人をトップチームに迎え入れただけ。
逆に、相馬をポルトガルリーグのマルティモへ
エースの永井を清水に放出。


既に、原口元気山田直輝の 2人はスタメンに定着。
原口元気は、田中達也のケガの影響もあってのスタメンですが
山田直輝は実力で左サイドMF を勝ち取りました。
新監督のフィンケサッカーの心臓になりつつあります。
ユースからトップチームへの昇格が、最高の補強になっています。
これはクラブにとって未来のある素晴らしい形です。


■スタイルの変更
去年までの浦和レッズのスタイルは、堅守 ・ 選手力頼み。
3-5-2 システムでガチガチに守り、優秀選手の個人技で点を獲るサッカー。
流動性やアイディアに欠け、1点獲ったら全員で守るような試合ばかりでした。
今年は、4-4-2 システムに変更し、パスサッカーへ変貌。
前線からプレッシャーをかけ、ボール支配率を上昇。


フィンケ恐るべし。
まさかこんなに早く新スタイルに順応するとは思いませんでした。
原口 ・ 山田(直)の新加入組が以前のスタイルを知らないので
早く順応し、スタメンになったことでベテランが焦り、
新スタイルを受け入れたことが早く浸透した影響かと。
以前と違うのは、守りに入らない姿勢。
以前は、1点差の試合ではガチガチに守っていたため、主導権を相手に渡していました。
しかし、今年は 2点目を常に狙っているため、ポゼッションが落ちません。
4-4-2 なため、両サイドDFも前線へ上がるのも大きい。
前線から原口らFW陣がプレッシャーをかけ続けるため、DF陣が楽。
去年と同じ 1-0 でも納得して試合が観れます。


■前半戦 総括
開幕戦の鹿島に 2点を獲られて以降、1試合で2失点以上していません。
失点数は、リーグでトップの 4失点のみ。
ガチガチに守りに入っていないのにこの数字は素晴らしい。
ただ、ポゼッションの割に得点数が少ない。
これは、相手の守備を崩しきれていないからで、シュートに繋げるパスが少ないから。
ここのアイディアと制度を上げれば大丈夫。


今節で首位に。
これは、後半戦に向けて更にスタイルに深みが出てくるので優勝もありえるかも?
新スタイルに馴染むのは難しいから、今年は我慢の年になると思ってたのに!
なんという嬉しい大誤算。